[コメント] 青春残酷物語(1960/日)
『日本の夜と霧』が、まさに閉塞スパイラルが起きる「その現場」を描いたとするならば、本作ではスパイラルの渦に巻き込まれた「その周辺」が描かれる。周辺とは戦後15年を経た日本社会であり、それは大島渚にとって挫折連鎖を生む闇の渦だったのだ。
(ぽんしゅう)
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