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[コメント] ルシアンの青春(1974/仏=伊=独)

誠実さの精一杯の表現として兎や鶏を殺し差し出すことしか知らぬ少年にとって、敵だといわれた相手を精一杯殺してみせることに罪の意識など微塵もあるはずはなく、むしろ純朴さに根ざした自負心が彼の行動を支配したとしても、誰がその行為を責められるだろうか。
ぽんしゅう

ルシアンの青春には、いかなる矛盾も存在しない。彼が青春を過ごした時代が矛盾をはらんでいただけだ。何とも切ない話である。

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