[コメント] 呪怨(2002/日)
怖い話はいくらでもある。下手な物語じゃアラ探しオタクに突っ込まれるのがオチだ。金もないからデカイ仕掛けやCGは使えない。半端な見世物じゃハリウッド性ホラー不感症の客にバカにされるだけ。さて・・・
清水崇監督の、出来ないことはやらないというポジティブな逃げは、奇しくも見世物興行としての映画の原点を志向することになった。
物語の代わりに映画の最も得意とする時間軸の置換で間をもたせて、仕掛けではなく表現の基本である「怖さの気配」で強引に観客を押し切ろうとする姿勢は、なるほど評価に値する。
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