自分が最初からイグナシオだと思っていた人物が、中盤を過ぎた辺りからおかしな事に。「エンリケ」と「イグナシオ」の絆を、二人のヴィジュアルを手がかりに必死で紡いでいた私は、ラストのオチに正直面食らいました。いまさら全く別人のこの人（本物のイグナシオ）で今までのエンリケとの少年時代を重ね合わせろって言われても到底ムリ！神父だってすっかりイグナシオ（本物）よりフアンに夢中になっているし、ますますこのイグナシオ（現在の本物）ってあのイグナシオ？（過去の本物）ってなってしまう。また少年期のイグナシオが無駄に偽者だったイグナシオにソックリなもんだから、もうどうしていいか分からない。うわ、ビックリした斬新！て思う前に、うわ、最悪。裏切られた！て気分になってしまうから、本当にこの「別人だったオチ」は苦手。素直に観ていた自分がバカみたいじゃないか。

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08.01.15　記