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[コメント] バッド・エデュケーション(2004/スペイン)

サスペンスドラマとしてはまずまず楽しめるが、イグナシオのキャラに関しては少々冷淡な部分が目立ち感情移入しにくかった。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







突然現れた神学校時代の同級生に疑念を抱き、正体を探る映画監督のサスペンスドラマ。

前半は、同級生が持ってきたシナリオの回想を挟んだ、映画監督エンリケの同性愛ドラマという感じだったが、中盤からは、同級生に疑念を抱き、正体を暴こうとするエンリケの推理ドラマのような展開。

現代シーン、シナリオの回想、同級生イグナシオを巡る過去の映像が上手く構成されていて、終盤はイグナシオの死の真相も明らかになり、推理ドラマとしてはまずまず楽しめる。

ただ、イグナシオのキャラに関して、彼は神学校時代に屈辱的な性被害を受けたことでマノロ神父を脅迫するのだが、弟のフアンに神父を近づけたり、二人で会わせたりして、自分の同じような被害を弟には及ばせないようにしようとか考えないところは冷淡に感じられ感情移入しにくかった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)づん[*] 直人[*]

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