テーマはいたって平凡な物だ。どこにでもある些細な事に過ぎない。おもちゃは捨てられる運命にある。その事実をここまで完璧に伝えられる技術に感動した。この映画の約束事は「人間」の前では動かない、とうことだけだ。そのことから多くのドラマが見えて来る。そしてこの３Dの「人間」よりなんとおもちゃたちの生き生きとしていることか。ラセッターはやさしくも現実主義である。最後のまとめ方に健全なバランス感覚を感じた。この夏の映画では、トイストーリー＞アリエッテイ＞インセプションというのが私の印象でした．