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[コメント] 野いちご(1957/スウェーデン)

この夢のシーンがこれまたすごい。つげ義治のねじ式(もちろんまんが版)に匹敵する。昔見た時は最後のシーンが納得行かなかったけど、今思えば私もやはり若かったんだなあと思う。→50年後に見直して
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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8 1/2の冒頭に匹敵する夢のシーン。私が長い間持っていた印象は、もっとざらざらした画面で動きもカクカクしてコントラストの強いものだと思っていた。今回見直してずいぶんあっさりした印象だった。感受性の質が変わってしまったんだと思う。ラストの明るい印象も同様に強い印象は受けなかった。

その代わり全編を覆うイサクの老境にはいたく共感した。また食事のシーン、ドライブの車内のシーン、科学主義者との神学論争、若い女がすべて美人、などなどまったく余分なものがないシーンの連続でまったく飽きなかった。話★4.5、役者★4.4、見せ方★5 この家族の描き方は松竹の人情路線だね。2018.10.11 下高井戸シネマ

(評価:★5)

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