映画そのものは、大好き、というより「結構いいじゃない」という感想ではありますが、何が感心したって、エドワード・ノートン、ベン・スティラー、ジェナ・エルフマンの子供時代を演じた子たちのそっくりなこと！顔が似ているだけならまだしも、ちゃんと映画になじむ自然な演技をしているし、本当にアメリカ映画の役者の層は厚いなあと、ひたすら感心いたしました。

エルフマンは、「ダーマ＆グレッグ」のダーマのイメージが余りにも強過ぎたのが、どうしても自分にとってはマイナスでした。あのかわいいダーマが、どうしてこんな鼻持ちならない女を演っているの？と思ってしまったほどです。

スティラーの母親がアン・バンクロフトだったのが最高！でした。一番好きな女優さんというだけでなく、「ダーマ…」のお姑さん、キティ・モンゴメリーを演じているスーザン・サリバンがバンクロフトに似ているなあと、かねがね思っていたので、エルフマンと並んで立っていると、かなり笑えました。

役者としてはスティラーの方が好きなんですけど、映画のキャラクターとしては、ノートンが演った神父さんの方が好みでした。