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[コメント] ソドムの市(1975/仏=伊)

快楽の実行が、憤怒や権力の行使と表裏に一体であることを、鮮明に描いた作品。しかも、力を行使するものたちが「こうして滅んでゆくもの、悲劇を観ることこそ、本当の美なのだ」(うろ覚え)というようなことをいうので、彼れが自分達の欲望の実現がじつはどこかの悲劇のパロディだと知っている。という事態を映画で描いている、という構造になっているのね。人間のエロスは悲しい・・・。
(★5 エピキュリアン)

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