登場人物では、刑事の上司のおやっさんが一番いい味出してましたね。　ヒロイン（ペ・ドゥナ）にあのように張り手を食らわせる映画って今時珍しいのではないでしょうか？それに怯まないペ・ドゥナの目はなかなか良かった。　２人の主人公ではテロリストのパク・サンミンはいい雰囲気でしたが、刑事のキム・ソックンの冴えない表情はなんとももう一つ。

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ラストについて、主人公が脱走を試みなかったのは･･･

先頭車両に仕掛けられた（車両の電源遮断の検知で起爆する）爆弾を爆発させずに（人質の載った）後続車両を切り離すには、まずは先頭車両のバックアップ電源のスイッチをONにし、外部（電線）からの給電をストップさせ、先頭車両のみを通電状態として後続車両を切り離す必要があり、その爆発は、後続車両と十分に距離を確保した上で、終着駅に着く前の安全エリアで行わなければならない。それには、誰かが先頭車両に残って電源をOFFに戻す必要があった、ということだと思います（それより前に外部電源を落としていたのは、限られた区間でのみリモート制御は有効でなかったため）。　この辺、ちゃんと説明が無かった気がするけど、ただバッテリー切れを待つだけであれば、主人公が居残る必要はない。　流石にそこまでお粗末な脚本では無いだろう。

ところで、スリ男よ！お前はこの時の為に居合わせたんじゃないのか？　仮に志願してもこの役目は主人公に持ってかれちゃうんだろうけど、ガムばっかり気にしてないで、ちょっとはヒロインにいいところ見せろよ！