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[コメント] 一番美しく(1944/日)

女性のけなげさ、一生懸命さ、美しさ。大戦中の情報局検閲済の本作。黒澤監督の「普遍」の美しさに対する思い入れを感じた。みんな、美しいと思いました。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







工場の増産割り当てが男性の半分との発表に対して、女性職員は不満を持つ。女性ももっと頑張れるのだと。

これは、男女平等の観点からして、かなり現代的な考えでもある。現代の男女平等の考えには異論が無い。しかし、その根底は、男女差別に対する抵抗・競争であって、けなげさ、美しさでは無いだろう。戦後、何かと恵まれているだけに、精神的な美しさから遠いところに行ってしまったようだ。無論、これは男性にも言えることだが・・・

それだけに彼女たち一層美しく見えました。 顕微鏡を覗き込みながら泣くなんて、美しすぎる。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)甘崎庵[*] ゑぎ[*]

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