[コメント] 戦争と平和(1956/米=伊)
唐突に恋が始まり激情に変わり、そして急速に冷めたと思うと唐突に新しい恋が始まる。恋のジェットコースターに観客は呆気にとられる。トルストイをハリウッドが映画化すると常につきまとう宿命。
膨大な原作のページを表面的になぞるだけで精一杯だ。
内面を描くには3時間半ですら足りなすぎるのだ。
『アンナ・カレニナ』のヒロインもそうであったが、原作を知らない者にとっては彼女たちの心の揺れ動きを省略してしまっているが為、安っぽい浮気女程度にしか伝わって来ない。
失礼だ、失礼だ。これではトルストイに対し失礼だ。
(皆、英語喋ってるし・・・)
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