コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] さよなら。いつかわかること(2007/米)

現実逃避する弱い父親と最初は映るも、丁寧な描写とジョン・キューザックの演技もあって、それは誠実な人柄の表れだと説得力をもって認識させられる。 『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』の姉妹といいアメリカは子役の宝庫ですな。
TOMIMORI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ちょうどさっき見たばかりの「夜の蝶」の中で男女の別れの場面になると引きの固定ショットに切り替わって、会話がサイレントになり雨音だけが鳴り響くという美しいシーンがあるのだが、この作品でも父親の告白シーンで似たような演出をしており、なるほどこんな演出の仕方もあるのかと発見だった。

あと、ラストの抱擁シーンは、その前にデパートの小屋の中でも抱擁しているのが用意周到というか念入りだ。"伏線"なんて言葉で分析するような種類の映画ではないとは思うが、観客としては初めて見せられるよりも、一度同じような場面を見せられているからこそ涙腺が緩みやすいというもの。

どうでもいいことだが、1度目の抱擁では観客側から見て左から妹、父、姉となっているのに対して 2度目は姉、父、妹という順にしたのは変化をつけたかったからだろうか。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)3819695[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。