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[コメント] 天国の日々(1978/米)

観念としての「映画」を映像にしたら、こんなうつくしく儚いものになるのではなかろうか。
dahlia

「映画」を広辞苑第三版で引いてみる。「長いフィルム上に連続して撮影した多数の静止画像を、映写機で急速に(普通一秒間一五こま以上の速度)順次投影し、動きのある画像として見せるもの。」

映画は動いて見える写真なんだ。だから見ている時はあんなに楽しかったり悲しかったりするけれど、映写機が止まってしまえば後は何も残らないものなんだ。そんな「映画」はむなしいか?

そうじゃない。 映画を見ている間起こることはウソじゃない。映画が持ってる力もウソじゃない。でもそれはうつくしくて儚い。

本作は「映画」を映画で定義した作品である。

(評価:★5)

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