コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] レポマン(1984/米)

よく言えばパワーに溢れた、悪く言えば訳が分からない作品。ただ、どちらにせよ褒め言になってしまうのがアレックス・コックス監督の凄いところ。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 冒頭部分でエミリオ・エステベスがレポマンの仲間入りする辺りはまあ普通かな?と思っていたのだが、曰く付きの車が出てきた辺りから話はぶっ飛び始め、最後は収拾がつかなくなる。説明役で出ているはずの政府女性エージェントも結局殆ど説明らしい説明をしていないので、大部分を想像に任せるしかないのだが、あの車は実は車の形をした宇宙船で、そのトランクには人間にとって致死光線を放つ宇宙人の死体が載っていた。と言うことになるだろうか?

 登場する人物が魅力たっぷりで、それが無茶苦茶やってるのが面白いが、唯一ぼんやりとした役回りのハリー・ディーン・スタントンの最後の幸せそうな笑みがベスト・ショット!ラストシーンは不覚にも涙がこぼれていた(イヤ、マジで)。

 ところでここで少年役で出ていたエミリオ・エステベスはここでは既に成人を越えていたはず。今の割合渋めの顔と較べるとまるで違うのだが、前は凄い童顔だった事が分かる。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)HW[*] tredair[*] kaki[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。