[コメント] シカゴ(2002/米)
この映画の正しい観方は、ひたすらキャラクターの個性に没入すること。これに尽きる。それが出来さえすれば素晴らしい作品だと思えるだろう…多分。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーもなかなか人を食っているし、主演のゼルウィガーやゼタ・ジョーンズの個性も際だっている。特にゼルウィガーは『ブリジット・ジョーンズの日記』での、あのぽっちゃりした姿しか記憶にないから、随分違って見える。これも役者魂か。それを言うならゼタ・ジョーンズは演技の幅が本当に広く、今回は見事に悪女を演じきっていた(最近は強い女性を演じることが多くなった。この作品も然り)。リチャード=ギアはますますナルシストぶりに拍車がかかってるようだが、こんな二人を相手にするんだから、そのくらい個性がないと渡り合えないか…(それでもやっぱり負けてたよな)。婦長役のラティファの存在感も凄い。ちらっとルーシー=リューが出ていたのも良かった。
かなり良質の映画だという事は認めるのだが、さりとて、好みか?と聞かれると困る。ミュージカルをやるならやるで、映画ならでは。と言う描写があまりなく、本当に舞台そのものだから、映画である必然性があまり感じない。台詞の言い回しとかも大袈裟過ぎ。
アカデミーだって舞台装置賞とか衣装デザインでのオスカーなら理解できるけど、なんでこれが作品賞?と言う感じはする。
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