コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)

陰鬱な復讐劇一直線となるかと思うもつかの間、物語は快楽殺人鬼への余興へと進む。その心の変遷にティム・バートンのキャラクターへの愛を感じられず。飯がまずいと評判のロンドンで、なおかつ1番と店主が断言するパイ屋、さぞや…。
chilidog

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一番怖かった殺害シーン(クライマックス)が、理髪師らしからぬ凶器だったのがなあ(むしろ殺される側の造形に引っ掛けてあるのだけれども)。仕留める武器を「銀のカミソリ」に絞らなかったことで、スウィーニー・トッドは記憶に残るヒール(もしくはアンチヒーロー)になり損ねてしまった。

R-15指定にしてあのオチ。どのショッキングシーンよりも愛がない(救いがないのは別に構わないが)。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。