私は、第3話でずっこけてしまいました。「え″っ？」って感じで。私は「白黒つけてほしい」派なので、個人的にはありえない結末でした。「恋愛なんて、そんなもの」かもしれないが、そんなのは見たくない。私の望む話ではなかった。

それまでの1話、2話はすごくよかったです。なぜ山崎まさよしとリンドバーグ？とは思ったが、話を邪魔するわけでなく、心に残る。特にロケット打ち上げの「ロケットロード」が美しすぎて。その左と右で、ちょっと空の色が違うんだよ。見たことないから判らないけど、なんて美しい。その下では若い二人の、速度の違う二人の、同じ場所にとどまれない残酷な場面。

で、3話。う〜ん、幼いころの恋心なんてそんなものなのか？1話ではあんなに心地よかった山崎まさよしが、私の邪魔をするなんて。

もし、あの踏切で、振り返っていたら･･･頭のなかで「東京ラブストーリー」のイントロが流れた。もう大人の二人、そんな展開があってもいいかも。それまでの話と整合性はないが、そうじゃなければ、大人になった主人公を見たくなかった。「あの彼」はこの先も中１のままの大人。彼の時間の歩みは、秒速５センチメートル以下だ。