コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 星守る犬(2011/日)

マンガ版は文句なく号泣できた。映画版になって、映画として完成させるために付いた部分が余計に感じるが、それでもじんわりと心にしみる、良い映画だったと思います。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「星守る犬」と「日輪草(ひまわりそう)」という2編を一緒にした本作。「日輪草」のほうの主人公・奥津から見た「おとうさんの足どり」で物語は進むので、口数の少ない奥津を補うために作り出したヒロイン?の川島海荷が、映画を見るものの目線になってくれます。

「おとうさん」=「西田敏行」はぴったりのキャスティングかも。それ以外思いつかないです。

webで「泣けるマンガ」として紹介されていて、たまたま読んだらホントに号泣しました。(「続・星守る犬」は未読です)。だから映画化されると聞いて、とても楽しみにしていたのですが、映画化されるとツマラなくなる話も多いので、ちょっと危惧もありました。それでもじんわりと泣ける良い映画だったと思います。「泣ける映画!」と構えて見ずにいたほうがいいかもしれない。

私は動物を飼ったことが無いのですが、犬でも猫でも、本当に家族に一員のような欠かせない存在なんでしょうね、きっと。この映画で、図らずも「地震前の東北地方」が映っている。津波や原発の影響で避難をしなければならなくなった人たちが、泣く泣くペットたちを残して行かなければならないニュースをみて、映画より泣ける「現実」がツラい。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。