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[コメント] 清須会議(2013/日)

三谷のピークは、個人的には『王様のレストラン』『古畑任三郎(第二期)』あたりと思っている。俳優たちの持つ「底ぢから」のチューブを全部絞り切ったところから生まれる「感動」と「笑い」と「痛快さ」。それがない。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「それ」は、別にオールスターキャストじゃなくっても可能だったし、十二分に楽しめる。ところが「古畑・第三期」あたりから、すこしイメージが変わっていった印象。

そして、TVから映画に場所を変え、それでも一生懸命に「楽しいものをつくろう」という姿勢は感じられるものの、作を重ねるごとに「無駄」がどんどん増えてゆく。

例えば、「松山ケンイチ」「西田敏行」「天海祐希」が、この映画を楽しむために必要?

・・・・せっかく、『風立ちぬ』に引き続き。愛知県が舞台ということで期待していたんだが、残念でした。

ただし、2人。小日向文世はこの映画がレールから脱線しないように、じっと我慢してこの映画に「落着き」をもたらしていた。そして大泉洋は、一人で場の空気を変え、とても魅力的な人間にうつった。この2人からは「底ぢから」を感じた。活かしてよ!

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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