[コメント] 47RONIN(2013/米)
★5点をいったんはつけたものの、冷静になって考えたら4点が妥当か、ということで改採点。でも、『ウルヴァリン:SAMURAI』での不満をほぼ全部解消してくれた、新しく作り出した「なんちゃってジャポネスク」の完成度の高さに、ちょっと感動。あとは興行。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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私は「吉良」の地元の人間なので、毎回毎回、極悪人にされる吉良上野介を、いつかは「悲劇の主人公」にしたような、「ぶっちゃけ忠臣蔵」が撮影されないかな?と思っていたんですが、ここまでやっちゃったら、まぁOKです。ちょっと「ミカ」の年齢設定が微妙だけど。
まず、真田広之は、やっぱりこうじゃなくっちゃ。ハリウッド映画にも何本も出演した大ベテランで、なおかつ華がある俳優。それを前述の『ウルヴァリン』で使い捨てにされて、激怒していたんです。「演技・殺陣・英語」どれをとっても、この映画の「要」になっている。
次に菊地凛子。この人もなんだかんだいって、ハリウッドの常連。あんまり表情豊かな女優じゃないけど、この役ではなかなか映画自体を引き締めていた気がします。
柴咲・赤西の新顔は、まぁまぁか。柴咲の顔は、西洋人のイメージする日本女性にあっていた気がします。
問題は主役のキアヌ。演技のときも、殺陣の時も、「目に力がない」。だから、映画を振り返ったときに「なんかこう、印象が薄い」。
心配なのは興行成績。先行公開された日本でも、第一週は6位。(上位5作品はすべて邦画。)米国本国の成績も気になるところ。
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