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[コメント] ボーダーライン(2015/米)

プラダを着た悪魔』では「意地悪な先輩」だったエミリー・ブラントが、ここまで大成するとは思ってもみなかった。デルトロ、ブローリンらベテランを相手に、立派な主役です。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







メキシコのフアレスの街中、いっぱい吊るされた「肉」。これがこの町の日常なんですね。途中に出てくる少年と、父親。サッカー行ったり、買い物行ったり、なぜそんなシーンが用意されているかは判らなかったが、やがてその父が「制服」をきて登場。そして当たり前のように、「仕事をする」。・・・そして最後、ベッドに父はいない。それでも少年は母とともにサッカーに出かける。それも「日常」。

「ボーダーライン」という邦題は、結構気に入っている。善悪、国と国、人と人、日常のボーダーを大きく踏み越して、映画は進んでゆく。

トラフィック』でのデルトロの役どころを思い出した。「この子たちが、ドラッグの売買に手を染めなくても、暮らしてゆけるようにと祈るばかりです。

(評価:★4)

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