レギュラーで生き残ったのは確かショーティーだけで、ブレンダは『オリエント急行殺人事件』のごとく、映画館で観客全員に刺し殺されたはずだし、レイは『スクリーム２（多分）』のごとく、男子トイレで頭に○○○を刺されたはずだし（最後にまたでてきたけど）、ヒロインのシンディは最後の最後で『ファイナル・ディスティネーション』のごとく壮絶な最後を迎えたはず（このパクリ、今回もあります）。前作が予想外の大ヒットをしてしまったために、『さらば宇宙戦艦ヤマト』→『新たなる旅立ち』の時のように（例えが古いか？）、前作の生死を無視してしまったんだろうか？ならばシャノン・エリザベスも「ビバ・ヒル」のトリ・スペリングを降ろしてでも出てほしかった。（トリが出てるのは、また父のおかげ？）

ストーリー的には（あるのか？）、前作が『ラストサマー』シリーズや『スクリーム』シリーズをベースにしているのに、今回は『ヘルハウス』だって、一体いつの作品だ。ずいぶん昔にＴＶ放映してるのをみたような記憶はあるけど、元ネタが古すぎてついていけなかったのが、一番のマイナス。さらに下ネタに頼りすぎている気がしないでもない。だから、苦笑ばかりだった。この映画の生命線は「最新」であり、なおかつパロディだけでなくブラックジョークと風刺があってこそ。この辺が不満が残ります。なんでも、'01の夏に公開に間に合わせるために編集を急いだとの事。そのせいか、全体にまとまりも、「ここ！」っていう見所も少ない（ない？）仕上がりになってしまった。１時間２０分（「おさらい」含む）で￥１８００じゃなく、￥１３００にて上映してたんだけど、公開２日目の日曜日の夜８時台で観客は僕一人･･･、寂しい。

余談：ブレンダ（レジーナ・ホール）がガイコツを見たときのセリフ「『アリーｍｙラブ』のガイコツ女みたい！」ってのは、キャリスタ・フロックハートの事なのか？、そういうあんたも「アリー４」の最後のほうにロバート・ダウニーｊｒの助手役で出てたのに、いいの？