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[コメント] ガス燈(1944/米)

当時のサスペンスとしては、設定に無理・錯誤があっても観客が許すという一種のルールがあったのでしょう。霧のロンドン。美術品のような撮影。バーグマンの熱演。脇役のうまさ。じっとり主人公を追い詰める駆け引き。すべて一級。しかし、
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ラスト、夫が宝石のためだけに結婚生活を送っていて、妻に全くの愛情も持っていなかったなんていうのが、軽い作品にしてしまった。あれじゃまるで、ただの泥棒・殺人鬼だろう。

人間の弱さのようなものをうまく表現すれば、質は上がったと思う。 でも、それは批評以前の問題だよね。

優れた娯楽作品には違いない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)甘崎庵[*] ナム太郎[*]

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