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[コメント] ニュールンベルグ裁判(1961/米)

あ、ウィリアム・シャトナーだ。それはいいとしてマクシミリアン・シェルが祖国の命運を背負ったドイツ側の弁護人を大熱演、アカデミー主演男優賞は当然。当時はアカデミー賞にも気骨がありました。
ジョー・チップ

「本当に告訴されるべきは・・・文明自身です。」                                                   「全世界の人々に記憶してもらいたい。当法廷が象徴し守りたいのは、正義、真実、ひとりの人間の価値だ。」(ヘイウッド裁判長)                                                                                       ナチスの戦争犯罪を裁く法廷ではあるが、裁判長(スペンサー・トレイシー)、検事(リチャード・ウィドマーク)、弁護士、また被告ヤニング(バート・ランカスター)の各人は、立場は違うもののそれぞれが「ひとりの人間」としてなぜ大虐殺が起こったのか、真摯に考えており、実際どうだったのか知らないが、その真摯さに心が打たれる。                                                       だが個人を超越した国家レベルでは、そんな探求はどうでもよく、「今、誰が敵で誰が味方として利用できるのか」だけが関心事であった。そうやってあちこちを入れ替わり悪の帝国に指定したり味方だと言って武器援助したりして50年・・・世界に戦乱は絶えない。「何のための戦争だったんだ。」と検事は言う。                                           (あってはならないことだが)将来、日本が戦乱に巻き込まれたときやはり我々は言うのだろうか「いや〜こんなことになるとは思わなかったんだよ。政府が何やってるか知らなかったし」「でも一応民主主義社会だったから知ろうと思えば分かったのでは?」「・・・・・」                                               

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このコメントを気に入った人達 (4 人)甘崎庵[*] shaw[*] べーたん tkcrows

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