[コメント] シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米)
彼らはスラム街で生きることに誇りを持っている。例えばサッカーブラジル代表のアドリアーノなんかもそうだ。彼はファベーラ出身であり、幾多の困難を乗り越えてきたらしい。この映画はまさに、その「映像化」と呼ぶに相応する内容だろう
今現在(2004年夏)、イタリアセリエAのインテルに所属するアドリアーノは、チームと協力してTシャツやボールの寄付などの活動を積極的に行っている。
映画的なセンスには驚いてしまった。臨場感のある斬新なカメラワークや、見事なまで自然体になっている役者陣。ブラジル音楽の使い方も完璧。ただ、斬新さがいきすぎていることもしばしば。チャプターごと話が展開していくせいか、どうも余韻を感じることが出来ない。まさにスピーディだった。
しかしながら、これだけリアルで迫力のある、それでいて映画的な盛り上がりも欠かすことの無かった人間ドラマは稀だ。
続編の製作も決定しているとか。これだけ評価が良いと、一方的に期待は高まってしまいますね。(ちなみに主人公は少年期のリトル・ダイスを演じた少年らしい。監督も交代し、撮影は2006年から)
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