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[コメント] ホネツギマン(1998/米)

毒々しい笑いはイーサンの賜物か?復讐劇にしては話が破綻しすぎなんだが、正直言ってほんと逆効果に働きまくり。抑揚は皆無だが貫かれる不思議空間に脱帽。ああ、もうホネツギマンのカイロプラクティックに対する妙ちくりんな想いも最高!
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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イーサンの脚色がどの程度されているか分からないが、「コーエン兄弟のニオイ」が結構漂ってくる…。確かにホネツギマンのとんでもねー設定を考案した監督のセンスだって捨てたもんじゃないんだけどね!

序盤にて両親が撃ち殺されてしまうという衝撃の展開には参った参った。あれじゃあ心神喪失は仕方ないな…しかもしっかりと「復讐」そのものを観ている側に植えつけてくれる。ちょっと悲しい展開ではあるものの、ホネツギマンがホネツギマンである理由が徐々に分かってくるのだ。そんな伏線でもある前半でしょうな。

この短尺で、あれだけの個性あるキャラクターを描ききる才能もスゴイ。麻薬組織のボス、似非プレスリー、刑事(とその相棒)、ボンテージ娘(レイチェルって結構巨乳だったのね)、更にはエドの父親など。目立つのがホネツギマンだけではないという、この作風が飽きさせない理由の一つなのかもしれん。事実、ラストでも全てのキャラクターが個性を発揮していたのだから。刑事と相棒の掛け合いには笑った笑った…。

珍しくアルバトロスに「グッジョブ!」と言いたくなってしまった(笑

(評価:★4)

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