[コメント] ハイテンション(2003/仏)
一見ストレートな題材のようで実は捻りを効かせたという、まさに仏流のお洒落(?)のようなスラッシャー作品。心拍数こそ急上昇しなかったが、BGMとSEの効果は絶大だった。細部まで切り詰めてくれたら、もっとテンションは上がっただろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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マリーはレズビアンというオチ。そこで、劇中の出来事を振り返りながら辻褄合わせをしてみる。すると、なるほど納得なシーンもいくつか。逆に、全く意味不明な箇所もいくつか。両者にかなりの温度差(ギャップ)が生じてしまっているのはいただけない。これが縮まれば縮まるほど傑作に成り得ていたのではないか。
アレックスの父親を紹介されるも、なぜか仏頂面で素っ気無いマリー。
アレックスの裸を見て、その後、自慰に耽るマリー。
救出に向かうも、マリーの顔を見て異常に泣き叫ぶアレックス。
給油所で、マリーが逃げ込んだのは男子便所。
辻褄合わせで面白いのはこんなところ。そして彼女の内なる自分、もしくは内なる敵、それがあの(なぜか親父な)殺人鬼。まぁ、考えるだけ無駄だろうから掘り下げるのはやめておく。考えるだけこの作品に惑わされていることに。
まさにドラッグの副作用?ハイテンションってことで。
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