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[コメント] ハイテンション(2003/仏)

一見ストレートな題材のようで実は捻りを効かせたという、まさに仏流のお洒落(?)のようなスラッシャー作品。心拍数こそ急上昇しなかったが、BGMとSEの効果は絶大だった。細部まで切り詰めてくれたら、もっとテンションは上がっただろう。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







マリーはレズビアンというオチ。そこで、劇中の出来事を振り返りながら辻褄合わせをしてみる。すると、なるほど納得なシーンもいくつか。逆に、全く意味不明な箇所もいくつか。両者にかなりの温度差(ギャップ)が生じてしまっているのはいただけない。これが縮まれば縮まるほど傑作に成り得ていたのではないか。

アレックスの父親を紹介されるも、なぜか仏頂面で素っ気無いマリー。

アレックスの裸を見て、その後、自慰に耽るマリー。

救出に向かうも、マリーの顔を見て異常に泣き叫ぶアレックス。

給油所で、マリーが逃げ込んだのは男子便所。

辻褄合わせで面白いのはこんなところ。そして彼女の内なる自分、もしくは内なる敵、それがあの(なぜか親父な)殺人鬼。まぁ、考えるだけ無駄だろうから掘り下げるのはやめておく。考えるだけこの作品に惑わされていることに。

まさにドラッグの副作用?ハイテンションってことで。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)クワドラAS[*]

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