こんなデッカイ映画に出会えるとは・・・感無量。ちょっとナニを・・じゃなくて何をコメントしたらいいか困りました。

映画の中で「音楽のアルバム。アーティストが決めた曲順ってのが納得できねーんだ」というセリフがありましたよね。かなりＰＴＡのツボだと思うのですが、いかがでしょう？これは完璧なＰＴＡのオリジナル盤（アルバム）だといっても過言ではないと思いましたネ。当時のヒットナンバーを次々にＢＧＭとして使い、多くの人間の内面が描かれていく群像劇。ＰＴＡがミキサーの前にドッシリと座り、頭脳をフル回転させて人物・音楽・ヴィジュアルを操ってみせた。素晴らしい出来だとしか言いようがない…。ＰＴＡと出会って間もないですが、今日から自分もＰＴＡ狂になりそうです。（パンチ・ドランク・ラブも良かったですヨ）

超ビッグなディックを武器に、明日を夢見てポルノスターへの階段を駆け上がり、一気に頂点まで辿り着いたダーク。しかし挫折。数々の困難が彼を待ち受ける。仲間とは不思議なもので、雪崩のように多くの仲間もまた、困難に直面してしまう。この描写は「ありきたり」のように思えるかもしれないけれど、やはり、事実なんですよ。充分にあり得る、リアルな描写ではないでしょうか。自己を見つめ直し、新たな一歩。ダークは鏡の前で自分のナニを眺め・・・・。完全にＫＯです。人間そんなもんです。

一度、鏡の前で自分を見つめてみよう。