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[コメント] スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989/米)

シュールなB級オカルトホラー。原子力・広島・陰謀・復讐といった脚本が何故か社会派な雰囲気を漂わせる。が!怪演ダーリフ殿の指から腕から頭から・・自然発火の嵐。しかも笑えないときた。フーパーの確信犯的な行為に真っ青だよ(笑
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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原子力を軸に、大きく渦巻く謎の陰謀・・。その要素がかなり強いので人体自然発火が起こるにしても、何か二の次のように思えてしまう。もちろん、人体自然発火には充分なほど目を見張るものがあるんだけど(苦笑)。しかも脚本が複雑なので、陰謀について余計に考えてしまい、自然発火をスルーしがちな自分がいた(笑)しかーし、自然発火については忠実に再現しているようだ(誰も目の前で見てはいないだろうが)。

「SHC」とも呼ばれる人体自然発火現象は、200年以上も前から記録が残っており、まぁ・・その事実は定かではないけども・・・、神の仕業だとか言われていたようだ。一番興味深いのは、人体(人肉?)は燃え尽き灰に変わり果ててしまっても、ストッキングやベッドのシーツなどには燃え移らないという点だ。確かにこの映画も、ダーリフの腕から炎がごうごうと吹き上がっても、ダーリフの服が燃えて全裸になることはない(笑)ご心配なく。オカルトテーマ好きにはたまらないと思われる・・。

そしてあのラスト。シュール加減がたまらん。ああ・・・何も言えない。グサ!っと突き刺さる。考えてみれば、主軸が原子力ですもん。そりゃあ・・。フーパーは何を思う。聞かせてくれ。

(評価:★3)

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