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[コメント] 阿修羅のごとく(2003/日)

向田邦子の男女論を多少なりとも堪能…できたのか俺は?過度な演出が重要な要素を担っていたのは言うまでも無く、その分、個性派俳優達の起用は正解だったと信じたい。なんでも阿修羅道という世界が存在するそうで、まさにこの女達…
ナッシュ13

阿修羅道とは六道の一つで、それは、「阿修羅が住み、常に争いの絶えない世界」と言われる。それを踏まえての作品であることは確かであるはず。そこで引っかかるのは、あの数々の森田演出である。意図的としか思えない、言い換えると日本映画風な演出の真意が少なからず分かってくるのだ(考えてみればテーマソングも同様かな)。

振り返ってみれば、歳の離れた四姉妹、まさに阿修羅道の世界において笑ったり泣いていたりしていたと思う。ただ、その阿修羅道の世界へ彼女達を導いたのは母であり、父である。

と、ここまで書いていて第一に思ってしまうのは原作や79年ドラマとの格差。当時を知らない者にしてみれば大口叩けないのですが…とりあえず真っ当に評価。

(評価:★4)

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