★5 | 「森田芳光が向田邦子を?」という思いは要らぬ心配だった。おそらく「毎朝新聞」(もちろん架空)の映画欄でも賞賛されたであろう秀作。 [review] (ナム太郎) | [投票(8)] |
★4 | 実を云うと向田は昭和期最大の脚本家の一人だと思っている。中でも「阿修羅のごとく」と「あ・うん」は畢竟の傑作。基本的に映像作品は出来上がった画面と音が勝負であり、脚本なんてどうでもよい、読んでも仕方が無いと思っているのだが、ごく例外的に殆ど全ての脚本を読んだ作家が何人かいて、その一人が向田邦子だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(10)] |
★4 | リアルな昭和を描いたことのない森田芳光が描く小宇宙的家族劇。これだけ好きなキャストとスタッフが揃って、かつ、元八十助に女癖の悪い役をやらせるヒッチ的悪戯や二大怪女優対決といった面白仕掛け満載でも、どうしても超えられない壁。(長いコメントの上にさらに長い赤レビュー→)
[review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★4 | 秀作TVドラマに匹敵する映画。25年前の日本は、僕にとってほんのちょっと前だと思っていたが、昭和という時代を痛烈に描き切った見事な描写力、現代との乖離をひしひしと感じさせる時代性を持った秀作となった。とにかく、よき昭和の小道具類が見事。 [review] (セント) | [投票(5)] |
★4 | 四姉妹はもちろんのこと脇を固める俳優陣の見事な演技は見もの。その中でも、八千草薫が絶品で、控えめで美しい母の中のささやかな阿修羅は、やり切れず悲しいが、あの年であの可愛らしさ。恐るべし! (わわ) | [投票(5)] |
★4 | 女の業の深さと男の底の浅さ。しかし、その二種類しかない性は妥協点を見つけ、つきあっていくしかない。そんな向田邦子の一貫した作風を、(名作であるTV版を超えられなかったにせよ)限られた時間内で感じさせてくれたことは評価に値する。と、同時に今回は作者を含めた女性陣の勝利であり、やはり監督を含めた男性陣の力ではないとも思えるわけで。 (tkcrows) | [投票(4)] |
★4 | これを黒木瞳のアイドル映画にせずにはいられないある種の魔性が逆に深キョンについてはその容貌の野趣深さを際立て、アイドルを見出すべきところに見いだせない背徳に苛みがある。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | それにしても何と多くの食べ物が事件の小道具になる物語であることよなあ。ここに現われる姉妹の家庭に過密着であることと無関係ではあるまいが、そのあたりが「昭和」という時代を如実に表現しているように思われる。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★4 | 大竹しのぶVS桃井かおりを見られただけで…、はい。 [review] (billy-ze-kick) | [投票(1)] |
★4 | 思わずかかとチェックしてしまいました。 [review] (づん) | [投票] |
★3 | 向田邦子の毒気を抜くのが森田流だとしても深津絵里と深田恭子の非力さで滝子と咲子の葛藤が薄っぺらくなってしまったのは誤算だったろう。それに比べ大竹しのぶと桃井かおりが同時にスクリーンに現れたときの映画的密度のなんと濃いこと。 (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★3 | 少し過剰で漫画的な演技に日本映画を感じゲンナリしたが、延々とそれが続く内にその奥のドラマに涙させられた。やはり日本映画だ。3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★3 | 4姉妹の母親ふじ役の八千草薫の演技がやはり素晴らしい。出演者の中では彼女1人がおいしいところを全て持っていったように感じる。 [review] (わっこ) | [投票(2)] |
★3 | 一昔前を再現した美術へのこだわり(特に竹沢家の内部)には本当に感心しました。
[review] (ゆーこ and One thing) | [投票(2)] |
★3 | この映画の主役は仲代達矢さんだと思います。脇役は桃井かおりさん。あとはその他大勢ということで・・・ [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★3 | ドラマ版に負けてない。というかよくまとめた。深&深コンビが健闘 (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 和田勉の傑作ドラマがあり、森田もそれを見てるらしいのに何故に今更なのか?中でも、新主題曲はトルコ軍楽曲の、獅童は竜童のエピゴーネンに過ぎない。向田の脚本を忠実にトレースすれば、これくらいの出来にはなるだろう。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 森田芳光の雑食ぶりに少し不信感を抱いている。オリジナルのコンセプトを作り出せることと、アダプテーションが巧いことは同じ土俵で比べられないんじゃないか? (MM) | [投票(1)] |
★3 | 役者の交わり具合や浮かび上がらせ方が非常に上手。センスも良い。かといってゴリ押し、ニオイまくりの演出ではない。森田監督って本当に器用な監督だと認識できる一作。「ハル」ほど器用さが全開ではないけれど。 (リヤン) | [投票] |
★3 | 映画採点=3点。79年TVドラマ未見‐点、その向田邦子シナリオ文庫本=5点満点。
billy-ze-kickさん同様、大竹しのぶさん、桃井かおりさんはもう別格。 (クジラの声) | [投票] |
★2 | 昔の掃除機や緑の冷蔵庫、家の中の風景等の丁寧な美術にノスタルジーを感じたし、大竹しのぶや桃井かおりはやっぱり上手い。しかし全体的な印象はなんだかイマイチ。なんでだろう? [review] (ぴよっちょ) | [投票(2)] |
★2 | 何のタメもないクライマックスが延々連発されるダイジェスト版で、女優陣が肩怒らせて演技し続ける様は殆どバラエティショー。たぶんコメディなんだろうが客席は笑いもなく2時間凍りついていた。 [review] (寒山拾得) | [投票] |