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[コメント] キューティ・ブロンド ハッピーMAX(2003/米)

甘っちょろい、そしてヌルい。等身大のエル・ウッズは充分見応えがあるものの、他はグダグダで動物愛護(保護?)も嘘っぱちのようにしか聞こえん。リースよ、ギャラ高騰は分かるけど、このままじゃ女優としての価値が低下しちまうぞ
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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前作の大ヒットで一躍トップスターの仲間入りを果たしたリース・ウィザースプーン。一気にギャラは高騰し、主演級の仕事が舞い込んできた。んが!あくまでに個人的にだが『メラニーは行く!』はまさしく逝ってしまい、この待望の続編もハッピーDOWN。やはり、いくら何でも『キューティ・ブロンド』のイメージで仕事しすぎだ。少なからず否めないことでもある。しかし、彼女の魅力と言えばエル・ウッズのような元気100倍(死語)のキャラクターも良いが、『クルーエル・インテンションズ』の清らかな世界しか知らない処女の女の子、『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』の超真面目な堅物で一癖も二癖もあるような女の子、『恋のから騒ぎ』のようなワル一筋(?)の女の子、このように彼女には味わうところが沢山。少なからずイモ女優ではない。まぁ、いちファンとして、彼女にエル・ウッズのイメージが固定されないことを祈ります。彼女自身にも仕事は慎重に選んでもらいたかったりね……大きなお世話だろうけど。あと、ハイスクール白書は絶対に観ておきましょう。これは秀作。

前置きが長くなったので肝心の中身は少なめに。この続編は前作のようなエルが弁護士になるまでのサクセスストーリーではなく、既に成功を収めたエルが動物愛護(正確には動物と人間)をきっかけに事務所をクビに、そして新しい法案を通しちゃおう♪というものだった。やたらとコメディタッチで、俺には結構な肩透かし。いや、前作とテイストがまるっきり違うように思えたのだが…。本筋は最も酷く、最後の審議でのシーンなんかは観ていられない。テンポが良ければ、あのノリに付いていけたと思うけど。エルの正義感がかなり空回りしていたし、逆に正義感に熱すぎて「俺には無理」てな思いもあった。そんなわけで、ちょいと残念な続編でした。

次に目指すは女性大統領か!?立候補しちゃうのか!?選挙しちゃうのか!?

…ま、ここまでオシャレとユーモアで成り立っている映画も珍しいよ(しみじみ。

(評価:★2)

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