とか言いながら４点を入れた理由は、ラスト手前の船でのやり取り。藤竜也が機器をいきなり壊す場面で、相手の悪役的存在の船長が、捕獲して絶滅危機生物を保護する事が本来あるべき人間の博愛の姿なのか、それともそのままに自由に暮らさせてやるのが本来のあるべき人間の良心の姿なのかを問いかける場面があったからです。それ、つまり銀行、信用金庫などの金融機関をはじめとする不良債権化になった所を潰すか潰さないか、本当に国営化をする価値ありなのか？を１９９６年にすでに石井シンクタンク又は米米総研は予見しているとも読みとれたりする事も出来て割と（そこだけ）良かったです。個人的には（強引だけれどそこだけ）キューブリック的なオーラがあって楽しい１時間５０分のオーストラリアへのプチ旅行でした！

それまでは、以下の事、

「いちいち事あるごとに音楽入れるなよ！最初の２０分間程は音楽頼みじゃんかよ！音楽無くても成立する映像が映画なんだよ！インチキドキュメンタリーは音楽をいれたりして感情操作をしたがるのと同じだよアンタ！ラースフォントリアー等が率いるドグマ信仰者をイラだたせる為に意図的に挿入したのか？！それとザ・映画手法を取り入れた撮影法を実践するなよ！戦争の破壊は創造じゃないけど、表現の破壊からの創造を少ししろよ！！教科書通りの映画を作ってどうするんだよカメラマン！『私はゴッド宮川様のカメラワークに刺激受けました。今回は僕なりにリスペクトしました。』って想いは分かるけれど、クドいんだよ！それに浅野の海で泳ぐシーンはどうなんよ？自分では長髪が漂うイケてる映像撮れたおつもり？オーストラリアじゃなくても奄美や石垣じゃあ無理なのか？ソニーもソニーだよ、創業者の井深大がエスパーに研究を少し熱をあげていたからカルトな映画を撮りたかったのもわかるけど、そりゃないぜ…あっ、エンドロールはアルファベットかい！マーケットを実はワールドワイドにしていたのね…」

を思いましたが、その場面があったのでいいです。大目に見ましょう。姉も私も少し米米クラブ（お気に入りは浪漫飛行）にハマった時期があったので許します。吉野公佳嫌いだけれど。その当時は確か杉本彩が好きでした。杉本彩なら５点献上していたかも…

2002,4,13