いわくつきの映画です。公開後に金子修介はシナリオ雑誌で堂々と織田裕二批判を展開しちゃうし（よっぽど腹に据えかねたのかな？）、一色伸幸はこの映画前後以降コワレてしまってコメディ書けなくなるし。そーんな舞台裏の事情を知っても知らなくても十分面白い。アジアの嘘臭さと適当さ、んでも最後には謎の達成感も感じるし。だいたいなんで最後のオチがインドに行ってスターになるだ（大馬鹿）！これこそプログラム・ピクチュアの見本です。ただこれ以降、織田裕二はTVでも映画でも本当におちゃらけた役はやらなくなってしまった。情けない男の役はやってるが。いろいろ経緯はあったのだろうが、役者の幅を狭めたという意味で残念。 レンタルビデオ店で300円で借りようとしているあなた、600円分くらいの価値はあります。ほめてます。てゆうかこんな面白い脚本ばっかり書いてたらそりゃ頭コワレるよな。