けっこう長い映画でしたねぇ（笑）　途中で、飽きるわ、疲れるわで、ツラかった〜。上映中、ただの一度も、誰も笑わなかったよ。ずっと、シーンとしたまま。

　まず、言いたいのは、さんざ、殺し合いを見せられて、ゲンナリしてるところに、最後の最後で「許しあおう」なんて言われてもねぇ。許しあえませんよ。シラケるだけです。 　平和を訴えるんなら、もっと別の表現方法があると思う。悲惨な人殺しの場面を見せて、上段から説教たれるなんて、ただの安っぽい戦争映画。「キャシャーン」を原作にする必要性が感じられません。この映画のどこが、「キャシャーン」なんだろうか？　

　結局、監督は、自分が撮る映像が、オシャレでカッコイイって思ってて、映画を通じて観客に何かメッセージを届けることよりも、「まず僕のカッコいい映像を見てよー」ってノリなんじゃないのかな。

　カッコいい宣伝に、騙された。