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[コメント] ゼブラーマン(2003/日)

本作は特撮ヒーローものにではなく、あくまで哀川翔の主演100本記念を尊重する事が大前提にあるわけで、まあ、一種のお祭りだったんだと思う。自分も仮面ライダーから始まる70年代ちょっぴり苦悩系変身ヒーローにどっぷり浸かった幼少期を過ごしてきたが、本作に対しては肯定派だ。
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ラストは“夕日に向かってひとりバイクでひた走る”みたいなジャパニーズヒーロー像とは好対照な、“民衆の大喝采を前にポーズ!”というどこかアメリカンな感じもわるくなかった。違う見方をすれば主演100本への祝福と捉えてもいいんじゃない?

あと、水木一郎アニキの主題歌も良かったねえ。なんか体にほとばしる何かを感じてしまった。2クールの予定が7話で打ち切りっていうのもそそるもんがある。

大杉蓮演じる教頭先生の正体もその積年の使命感からかグっとくるもんがあった。

そして哀川翔。極道もいいけど、同等かそれ以上に口数少なめ父親役が抜群に上手い、というかハマる。あるよな〜その生返事、みたいな。ね。

「異星人との対決の結果、息子との対話を取り戻したゼブラーマンであった。しかしまだ出会い系好き好き娘と不倫妻というショッカーよりも手強い相手が待ち構えているのだ。負けるなゼブラーマン。進めゼブラーマン!」(ナレーション風に)で締めにします。

(評価:★4)

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