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[コメント] 顔のない眼(1959/仏=伊)

ボカシで見せる火傷顔は「ゼイリブ」の宇宙人そっくり。まあでも
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「私は父に人体実験されてるのよ」という疑心暗鬼も解らなくはないが、自分で開放した犬に噛殺された父親を横目に、平然と鳩と共に森へ消えていく?娘。これで一連の誘拐事件に終止符を打ち、自らの葛藤ともおさらば。ある意味一件落着だが、問題なのは父娘間にお互い愛情が全く無かった(感じられなかった)事だ。手術が成功したところで、それは犯罪の上に成り立ったもの。尚且つ他人として生きていかなければならない。交通事故を起こした時点で両者とも自我の崩壊が始まり、負の方向は同じだが決して交わることの無いベクトル。怖いというより悲しく愚かな話だった。

(評価:★3)

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