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[コメント] フレンチ・コネクション2(1975/米)

前作で火がついた観客のヒート(シャルニエブチ殺せ)に応えるための続編で、見事に応えてはいるものの、失ってるものも大きい。
ペンクロフ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とにかくシャルニエをブチ殺すんだ、それもポパイが殺らなきゃダメだ! 実録とか史実とか知るか! ということで、ポパイ刑事がマルセイユ潜入24時。しかしいったい、NY市警の刑事がどういう理屈でフランスに出張できるというのだ。管轄という概念はないのか。ドキュメンタリータッチでたいへんリアリティのあった前作から一転、ファンタジー刑事映画になってしまった。コスチュームプレイとしての刑事映画なら何人殺してもヘッチャラで、ヒーローが罪に問われることはない。『リーサル・ウェポン』とか面白いもんな。でも『フレンチ・コネクション』って、そういうタイプの面白さの映画じゃなかったと思うけどな。ポパイはカバンに拳銃隠してフランスにやって来ちゃう。70年代って飛行機に拳銃持ち込めたのか? いや、この続編は続編で面白かったんですよ。ポパイはヤク中になるし、放火するしでハチャメチャで。面白かったんだけど、うーん、ずいぶんテイスト変わっちゃったなあ。

(評価:★3)

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