[コメント] スキャンダル(2003/韓国)
映画を見終った人むけのレビューです。
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しょっぱなからいきなりヨン様のHシーンが。先行きちょっと不安になったけれど しっかりとしたストーリーで進んでいってくれたのでちょっとホッ。(原案がきちんとあるんだからしっかりしてくれてないと困りますが^^;)
エロいシーンについドキドキしたりもしたけど、最後、不覚にも涙が...。 泣いた当初は正体不明の涙だったけれど、観賞後、いろいろ思いを巡らせていると 涙の意味がようやくわかった。
実は私が一番気にしていた人物はチョ夫人だった。 策略家で、残酷な人ではあるけど、ラストで彼女の純な一面を観て、泣いた。
どこへ行くかもわからぬ船の中で、いったい彼女は何を思っていたのか。
面白半分に未亡人が落ちるかどうか賭をして(内心ウォンが賭に勝つことを期待していたのだろうけど)、結果、ウォンの思いがヒヨンにいってしまった腹いせに、ヒヨンをおとしめるような噂を流して、さらにウォンの気持ちを離れさせることになった。
その上そのせいでウォンが殺されることになってしまった。そしてとどめには自分のスキャンダルがウォンの側仕えによって広められ・・・。
結局彼女はいろいろ言ったりやったりしたけれど、一番好きだったウォンの気持ちをとうとう手に入れられなかった。一番好きだったことに気づいたのもひょっとしてあの船上だったのかも...。気づいた時にはもうその人には二度と会えないなんて。
私は自分で気づかない間に、あのシーンでそんなことを感じてしまったみたい。
ヒヨンはある意味わかりやすい女性かなという気がする。悩み悩んだ末、好きな相手に 「好き」という行動を起こした、素直な気持ちの女性だと感じられる。 一方、チョ夫人は好きなのにあらゆるかけひきに凝って、素直な自分の気持ちを言えない屈折した人に思えた。
そんな見方をすると、私にとって共感できそうなのは、チョ夫人だったみたい。 うーん、なんかうまく言いにくいが...。
劇場はさすがに、観客の90%が少なくとも私より年上の女性で占められていた。男性もちらほら見かけたが、奥様につきあわされたのかな(笑)
ヒヨン役のチョン・ドヨン、どっかで見たことあると思っていたら、 韓国ドラマ「星に願いを」でチェ・ジンシルの友人役で出演していた。
ヨン様って、甘いマスクのわりに胸板は厚いし、もも毛が濃い!
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