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[コメント] チャーリーとチョコレート工場(2005/米=英)

これはこれで。すごく楽しめたし、見てよかったと思う。「チャーリーとチョコレート工場」というよりは…
狸の尻尾

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「ウォンカさんと家族」の物語だったけど。主人公はチャーリーではなく、ウォンカさんだー。

単純に、ただただ楽しんでみれた。原作は大好きだったし、前作もみてる。そういう時って、比較してがっかりってことが多いんだけど、そんなこともなく。楽しかったーで終われて、幸せだった。そういうことって、あんまりないから。

本や前作と比べたら、独特のブラックな感じがだいぶ薄まって、そのぶん一般受け的な完成度が高まってたように思う。前作の方が趣味の悪い雰囲気(良い意味で!)を感じたし、原作の方が結構毒があったように記憶しているし。本なんか、ジョーおじいちゃん以外の家族は、割とひどい感じで書かれてた気がするよ。だけど、映画のご老人たちはみんな愛すべき人々だった。ウンパ・ルンパも前作ほどの衝撃はないなぁ。今回は今回で、かなり面白かったので、それはそれでいいんだけど。むしろウンパ・ルンパが影の主役!って感じで、やつらがいなかったら、ここまで楽しめなかっただろうなぁ。

あと、個人的に思ったこと、覚え書き。

・ウォンカさんの過去話は別になくってもよかったかなぁ…別にあっても良いけど。

・おじいちゃんがチケット見て立つシーンが、さらっとスルーされてた感じで悲しかった。  前作のミュージカル調の演出が、個人的にはすごいよかったんだけどなぁ。  原作でも、もうちょっと突っ込みどころだったはずだし。

・チョコレートとか、お菓子でできた野原?とか、肝心のお菓子があんまりおいしそうじゃなかった…。本で読んだ時はあんなに心くすぐったお菓子たちが、どうも振るわない。本で読んでたワンカ印のチョコレートは食べたかったけど、ウォンカチョコはあんまし。。でも、鳩チョコはよかったー。いいなぁ、あれ。

・ワンカさんじゃなくて、ウォンカさん。名前が違うのは結構つらい。元のイメージができてるから。ただ、もう別の意味で、自分の中でジョニデウォンカさんは別人だったので、むしろこれでいいんだけど。

・子供たちは全然思わなかったんだけど、ワンカさんだけは映画化版どっちもに原作の空気を感じないなぁ…。なんでだろう。

・せっかく字幕で見たんだから、もっと気をつけて会話聞いてれば良かったかも。再見することがあれば、注意!

(評価:★4)

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