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[コメント] ラルジャン(1983/スイス=仏)

映画的映画の教科書のよう。言葉で説明せず、映像で。いつの間にか主語が変わっているのに気づかず、何か分からないな、と保留しちゃおしまい。ほんの小さな出来心…
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ルシアンの存在が理解できないと、腑に落ちない映画になっちゃうんじゃないかな。 突然出てきて、店を辞めて、で店の合鍵を隠し持ち・・・。悪の連鎖とちょっと外れた存在。

ストイックな(説明不足の)映画なので、主人公がノルベールから、その次がイヴォンなのかルシアンなのか混乱してしまいました。が、テーマがずしんときたのでよかった。

人間社会の理不尽を描き出すトルストイ。怖い。

他人の犯した小さな悪がきっかけで、人が何人死んだのか。もちろん、ノルベールは知るはずも無い・・・。

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ノルベール、お小遣いもらえず、マルシアル「ニセ札だよ」

写真屋の額縁。店員疑うが、受け取りおつり。

店主、ニセ札と気づくが、「使えばいい」

ガソリンの支払い。イヴォンの手に渡る。

イヴォン、ニセ札気づかず、食堂で使ったら、「ニセ札使いだ!」警察沙汰へ。

イヴォン、潔白を証明しようと、写真屋に戻るが、「見覚えない」、どうしようもなくなる。

ノルベール、学校。母、写真屋に詫び金?無かったことに?こっちは解決?でもイヴォンはどうなるんだ!

裁判。イヴォン、会社クビ。強盗の運転手として加担。投獄。

ルシアン、ATM?出し入れ狙い。金持ち慈善家に?

イヴォン、刑務所。妻エリーズからの手紙。娘ジフテリア死。別れの手紙、検閲。イヴォン、同僚とケンカに、独房40日。睡眠薬投与、自殺未遂。

ルシアン逮捕で、イヴォンと一緒に。ルシアンは要領よく脱走。

イヴォン出所。ホテル。血を洗う(殺したということ)。街でみかけた老婦に狙いをつける。老婦、イヴォンを受け入れる。夜、ランプ、斧。

「一家を殺しました」

(評価:★4)

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