ストーリーに変なこじつけや矛盾点も無く、常に一定の体温を保ちながら進むストーリーは安定感もあり良かったです。 ただ宮崎あおいが出るとなんか「ファッ」と浮く感じがします。それは「宮崎あおい」の演技がへっぽことかでは無く「なんかこの映画に合ってない感」と言うか、彼女だけ特別な存在な感じがするんだよな。特に月夜のシーンなんかは別の映画のように感じました。もともと地味な話なので「ラブシーン」くらいはロマンティックに描いてやろう的な感じはいいと思うんですが、この映画のテンションとはちょっと違う感じ。もしかしたら監督さん「宮崎あおい」に特別な感情があるのかな。以外とファンだったりして。それはそれで面白いんだけど笑。その辺もう一回観れたらいいな思いました。

あとオダギリジョーの軽くチャライ上司役がとても良かった。ストーリーのバランサー的な感じで、唯一親近感の持てるキャラクターでした（あの上司がダメキャラだったらこの映画ちょっとしんどかったかも）。キャラが濃いので大丈夫かと思いましたが、役者さんって何でも変化できるんですね。凄いや