[コメント] ブリジット・ジョーンズの日記(2001/米)
男性であっても、30代、独身、……のボクは見ててシャレにならんかった。
音楽もよし。「勝負パンツ」という概念は世界共通ということを知った。
こっちでは真面目に書こう。読んだことがあれば当然わかるが、このストーリーはイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの古典「高慢と偏見」を下敷きにしている(これと「アリー」を足して2で割ったのか?)。そもそも、役名がかぶり、BBC「高慢と偏見」の役者が出てるんだから、向こうの人間にはバレバレだ(たぶん将来にわたって映画鑑賞に役立つので、一応読んどきましょう)。
もっとも、こいつは、読み通すのはなかなか大変な代物なのだが(特に男性にとっては。『ユー・ガット・メール』でメグ・ライアンが勧め、トム・ハンクスがうんざりしていたシーンがあったな。そもそも、こいつだって影響を受けていると言えなくもない)、そこにあったある種の毒をうまく抜いて(そうはいってもイギリスのいやらしさのようなものは存分に残っているが)現代向けに、また一般受けするようにまとめてある、という感じがする。特にブリジットの方にだいぶ手を入れてあるようだ。レニー・ゼルウィガー(テキサス出身!)にダメダメ女をやらせた配役ってのは、そんな効果も狙ったのかね? あるいはイギリス的なるものへの痛烈な皮肉なのか。
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