コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] モンスーン・ウェディング(2001/インド=米=仏=伊)

 洗い流せよ、モンスーン。すっかりきれいになったなら、すべてはこれより始まるのだ。
にくじゃが

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 結婚式の話だけれど、私には主役の花嫁花婿よりも、ウェディングプランナー・デュベイ氏の方が気になったよ。普段はおしゃべりで調子いいのに、恋をしたとたんに無口になるなんて、わかりやすい奴だ。上の身分の人たちはいろいろと複雑なお悩みがあるようだけれど、この単純さ。仲間たちに「花食べないよ」と心配させて、きっと憎めないいい奴なんだろうな、と思うよ。

 主役の花嫁たちはきれいなサリーで防水加工のテントの中、沢山のお客を呼んでガヤガヤと。アリスとデュベイはマリーゴールドの傘を差し、雨に打たれつつひっそりと。そんな二人(とおそらくデュベイの仲間も)がこの結婚式で一番苦労したお父ちゃんに招かれて、(おまけだけど)普段は関われない人たちにお祝いしてもらえる。おめでとう。よかったね。

 本筋の結婚式の複雑な模様には少しばかり退屈したけれど、インド流結婚式の華やかさにごちそうさまと、お父ちゃんのがんばりにおつかれさんと、アリスとデュベイにおめでとうを込めて、ちょっとおまけ。

 おおそしたらマリーゴールド色に!

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)ボイス母[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。