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[コメント] ステップフォード・ワイフ(2004/米)

「ステップフォードの妻たちには秘密がある・・・」なんてコピーからサスペンス映画を想像していたんですが、家にCG丸出しのピカピカ犬が出てきた瞬間に「なるほどそういう映画なのね」と姿勢を正しました。
Myurakz

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 正直にいうと、思っていたよりだいぶ下らない。そもそも今の時代に改めて語るべきテーマとも思えないし、“ロボット女房”という着眼点以外にそれほど面白くいじってあるわけでもない。まぁ軽めに流した感じの作品だと思います。

 ただそれでも尚それなりに面白かった理由は、「こんな軽めの映画に無駄に豪華なキャスト」ってところ。どこの世界でも“無駄遣い”っていうのは楽しいものです。

 それに無駄遣いとはいいながらも、やっぱりその人たちが出てくると画面が華やぐんですよね。ベッド・ミドラーなんてホントによく顔が動くから、それを観ているだけでもかなり面白い。それに比べるとニコール・キッドマンはほとんど顔が動かなくて、コメディエンヌへの道はまだ遠そうって感じです。まぁ綺麗だからいいんだけどね。

 そんなわけで、ベット・ミドラーロジャー・バートが矯正された後は、随分とトーンダウンしてしまいました。そこまで笑いを担当していた2人の退場によって、何だかその後のリアクションに困っちゃったんですよね。笑えばいいのか怖がればいいのか感動すればいいのか、どの方向に向けてもちょっとパワー不足って気がしました。

 あと、いろんなブランドや社名、個人名に対する妙に冷ややかな偏見は、反則とは思いながらもやっぱりちょっと笑う。そうかぁ、やっぱりヴィゴなのかぁ。

(評価:★3)

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