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[コメント] ストーカー(1979/露)

静寂の中にある退廃的な“ゾーン”の世界観が恐ろしい。風、水、足音でそれを表現するのはまさにタルコフスキー。終盤では“部屋”に降り注いだ雨のように絶望が襲ってくる。希望や未来は一体どこにあるのか…(2005.7.3.)
Keita

 次の作品『ノスタルジア』からタルコフスキーはソ連を離れたが、この作品を見ると、彼の中にも大きな絶望感があったのではないだろうかと感じる。ものすごく暗く退廃的なイメージが全編を覆っている。ここまで絶望を感じさせる映画は鑑賞後に悪寒すら残す。だが、その感覚が忘れがたいのだ…。

(評価:★4)

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