[コメント] どぶ(1954/日)
乙羽信子演じるツルが圧巻。よだれを垂らし、手を叩いて笑い転げ、パンパンまでやって恩ある男たちに尽くそうとする子供のような女を熱演している。しかし、子供たちだけは彼女の偉さを知っているというようなあざとい演出や、最後の「いかにも」な泣かせの描写はいただけなかった。乙羽の演技で相殺してお釣りはくるのだが…。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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彼女が性病にかかっているというのは、伏線はあったにせよなぜ判るのか理解できなかったので、驚かされた。
でも、あの集落のみながツルの死で改心したかといえば、残酷なようだがそんなヤワなタマはおるまい。だからこそ、その図々しさとしたたかさで彼らは雑草のごとく生きてこられたのだから。
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