[コメント] 上州鴉(1951/日)
新藤兼人のシナリオは温かい雰囲気作りでは評価できるが、いささかキャラクターを増やしすぎたようだ。狂言回しの駕篭かき、飴屋、仇を狙う侍などに時間を割きすぎて、大河内の出番が主役レベルに達せず、困惑させられる。だが、大河内と十手持ちの酒を酌み交わしながらの正体バラし話は、ベタではあるがさすがに新藤の仕事と唸らされる。
(水那岐)
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