[コメント] 東南角部屋二階の女(2008/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだまだ青臭い学生の尻尾を引きずっての池田千尋監督作品ではあるが、処女作にしてこれだけのものが作れることは評価できる。
しかし、その演出やよくまとまった脚本をも超越して、まぎれもなく輝いているのは香川なのだ。贈られた振袖に腕を通し、二階の窓から披露して見せるところなどは意味もなく鳥肌を誘われる。やはり伊達に年を重ねてきたのではない。
付記。竹花が一人で着物の帯を解いてしまい、「あーれー」となってしまうシーンが何故か好きだ。「いかにも」ありそうなリアリティのせいか苦笑を抑え切れなかった。
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